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止血・癒着防止用外科手術装置

Daddの特徴

■基本原理
カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC-Na)などの親水性ポリマーをガスと混合搬送し、空気中で水と反応させ、損傷部(On-Site)で安定かつ強固なゲル固定膜を形成し、癒着防止・止血・シーリングを行ないます。
■汎用性
これまでは、目的毎に医療材料を選択する必要がありましたが、本装置は一台で手術中に配合条件(化学的物理的条件)を変えるだけで同一の材料を用いて癒着防止・止血・シーリングを実現できるため、汎用性に優れています。
■操作性
従来では高粘度ゲルを搬送することは不可能でしたが、本装置では微粉体化した材料をガスと混合搬送することで、患部まで運ぶことができます。粉体のみでは表面張力により血液とは混合しませんが、患部付近で液体と噴射して過飽和ゲルを形成することで癒着防止効果に加え止血・シーリング効果を発揮します。また、既存のシート状、綿状、ゲル状の癒着防止材等は、内視鏡下の手術では使用が困難でしたが、本装置では内視鏡視下手術での利用も可能となります。
■安全性
これまで臨床現場で止血剤として使用されていたフィブリン製剤は、血漿蛋白のフィブリノーゲンから製造されるため感染等の危険があり販売が中止となりましたが、本装置は安全な材料(CMC-Na)とPEGを利用しているため、感染の危険を無くすことができます。


手術で本技術を使用している様子
止血・癒着防止用外科手術装置
開発の背景と目的
止血・癒着防止用外科手術装置の特徴
開発の状況と今後の開発
スプレー式癒着防止剤
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